カテゴリー「ラテンアメリカ分室」の記事

2018年8月 3日 (金)

メキシコ、左派勢力圧勝の背景

メキシコ、左派勢力圧勝の背景

▶保守的なメキシコでの左派勢力の勝利
 7月1日ラテンアメリカにおける大国、人口1億2,900万人(世界第11位)、GDP1兆1,407億ドル(世界第15位)のメキシコで、大統領選挙(任期6年)、連邦議会上院(議席128名・任期6年)、下院議員(議席500名・任期3 年)、8州と首都メキシコ市の知事選挙など史上最大の大選挙戦が実施された。結果は、ロペス=オブラドール候補の選挙連合、「共に歴史を作ろう」(左派連合)が、すべての選挙で地滑り的な勝利を収めた。この勝利は、ブラジル、アルゼンチン、エクアドルと左派勢力が政権を失ったり、革新性を失ったりする反転攻勢が続いているラテンアメリカにおいて、左派勢力に変革への確信を蘇らせるものでもある。一体、どうしてこのような歴史的な勝利がつくられたのであろうか。

続きはPDFをお読みください。「18.08.03 メキシコ、左派勢力圧勝の背景.pdf」をダウンロード

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2018年7月25日 (水)

第24回サンパウロ・フォーラム開催される

第24回サンパウロ・フォーラム開催される

1. 新自由主義と戦い、各国の主権を守った28年の歴史

7月15~17日ラテンアメリカ・カリブ海の左派勢力が結集する第24回サンパウロ・フォーラムが、「地域の団結の強化」をテーマに、キューバの首都ハバナ市で開催されました。会議には、昨今の地域の政治的緊張とキューバ政府の努力もあり、51カ国から112の政党を含む168の政党、政治組織を代表して625名が参加し、かつてない規模となりました。

続きはPDFをお読みください。
「18.07.25 第24回サンパウロ・フォーラム開催.pdf」をダウンロード


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2018年6月30日 (土)

メキシコ大統領選挙で何が問われているのか

メキシコ大統領選挙で何が問われているのか

ラテンアメリカにおける大国、人口1億2,900万人(世界第11位)、GDP1兆1,407億ドル(世界第15位)のメキシコで、7月1日総選挙(大統領選挙、国会上院・下院議員選挙、9つの州知事、基礎行政区長、市長など)が行われます。開票は翌日です。「18.06.29 メキシコ大統領選挙で何が問われているのか.pdf」をダウンロード


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2018年6月23日 (土)

今、ニカラグアで起きていること

「18.06.23 今、ニカラグアで起きていること.pdf」をダウンロード

米朝会談で世界の耳目が東アジアに注がれているとき、地球の反対側のニカラグアで大きな緊張状態が起きています。本年4月19日にニカラグア政府の年金改革を巡って広範な市民の抗議が生じて以来、過激な反政府行動が展開され、現在までに警官8名を含め173名が死亡し、2,100名(うち警官200名)が負傷していると報道されています(Prensa Latina 18.06.20)。一体、人口630万人、GDP138億ドルのこの小国で何が起きているのでしょうか。

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2018年5月 7日 (月)

中南米を巡る情勢の変化とアメリカの介入

中南米を巡る情勢の変化とアメリカの介入
―平和の構築、民主主義の確立、貧困・格差の解消は?―
PDFをお読みください。「18.02.23 中南米情勢講演会.pdf」をダウンロード


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2017年1月31日 (火)

2016年メキシコ経済速報

国連ラテンアメリカ・カリブ海経済委員会(CEPAL)
2016年メキシコ経済速報

国連ラテンアメリカ・カリブ海経済委員会(CEPAL)は、2016年のメキシコの経済成長率を、2015年に記録された数値、2.5%を下回る2%と推計する。減速の直接的な要因は、米国の製造業部門(メキシコの輸出に密接に結びついている)の不振や、不安定な国際的経済・金融情勢、貿易収入(主に石油部門)と公共投資の減少などである。これらの要因によって、2016年下半期の国内の消費が縮小した。2016年の年間インフレ率は、メキシコ中央銀行が設定したインフレ目標の範囲内(2~4%)の3.3%前後、全国的失業率は、4%(前年の平均は4.4%)と予測する。財政赤字は、GDP比で前年の3.5%を下回る3%前後、国際経常収支の赤字は、GDPの3%前後(前年は2.9%)になるとみなされる。
続きは添付のPDGをお読みください。「17.01.17 CEPAL 2016年メキシコ経済速報.pdf」をダウンロード

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2016年5月16日 (月)

ブラジル、それはないでしょう!

それはないでしょう!
上はルセフ政権の閣僚の写真、下は、この度、臨時大統領に就任したいかさま政治家のテメル氏が組閣した閣僚の写真です。31名の閣僚を24名に削減しました。
ブラジル人の51%は、黒人及び混血です。また女性が51.3%を占めます。ルセフ政権では、女性閣僚は7名いましたし、黒人・混血の閣僚も数名いました。女性閣僚が不在なのは、ブラジルが民政移管した1986年以降初めてのことです。ここには、テメル氏の人種差別感、女性蔑視感が如実に反映していると指摘されています。こういう人物が、貧困層や弱者に対する配慮をもっているとは到底思われません。新閣僚の24名のうち11名は汚職が指摘されています。
「16.05.13 gabinetes.docx」をダウンロード

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2015年8月20日 (木)

クーデター考

最近、昨年6月の集団的自衛権行使容認の閣議決定を「クーデターである」、「クーデター的手法」、「クーデターとよぶべき暴挙」、「クーデターに匹敵する」、法学的には「クーデターである」という表現が目につきます。

従来の政府解釈をかなぐり捨てて、また国会の議論を経ることもなく閣議で決定し、それを基に安保法制(戦争法案)の成立を図る暴挙は決して許されるものでなく、上記の表現を使用している方々の強い怒りは当然のことでしょう。しかし、この事態をクーデターと表現することが適当かどうかということには、歴史的にクーデターが頻発している中南米の研究に携わっている筆者は、一定の懸念を持っています。

続きは添付書類でお読みください。

「15.08.20 クーデター考.docx」をダウンロード

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2015年5月29日 (金)

ラテンアメリカ・カリブ海地域における女性の進出

ラテンアメリカ・カリブ海諸国は、33カ国。人口は約6億2000万人。スペインの旧植民地諸国(メキシコ、アルゼンチン、キューバなど)・ポルトガル(ブラジル)と、カリブ海のイギリス(ジャマイカなど)、フランス(ハイチ)、オランダ(スリナム)の旧植民地諸国からなっています。白人系の住民の他に、約1億人のアフリカ系住民、5000万人の先住民が住んでいます。カリブ海諸国の先住民はほぼ絶滅しています。

 スペイン・ポルトガル植民地から独立した国々では、歴史的に旧宗主国の文化を引き継ぎ、マチスモ呼ばれる男性優位主義の考え方が社会の中に深く根をおろしています。女性、黒人、先住民は差別に苦しみ、中でも女性は二重の差別を受ける複雑な問題があります。

続きは、添付のPDFをお読みください。「15.05.29 ラテンアメリカにおける女性の進出.pdf」をダウンロード


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2015年1月31日 (土)

中南アメリカ (世界地名大事典)、刊行される

中南アメリカ (世界地名大事典) が、昨年12月に発売されました。
山田 睦男 (編集)、中川 文雄 (編集)、松本 栄次 (編集)

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大型本: 1396ページ
出版社: 朝倉書店 (2014/12/9)
言語: 日本語
ISBN-10: 4254168993

本書は、メキシコからアルゼンチンまで、カリブ海諸国も含む、中南米33カ国の国名、県名、都市名、地理を1,396ページ、4,400項目にわたり、詳細に説明した画期的な大辞典です。
価格は、48,000円+税で、高いとも言えますが、各国とも一流の研究者が執筆した信頼性の高い内容です。考えようによっては、48,000円で中南米33カ国を知的にいつでも訪問できるわけで、旅行費に較べれば安いとも言えます。
キューバ編は、百数十項目を新藤通弘氏が執筆しています。
例えば、コントラマエストレという都市があり、このように説明されています。

コントラマエストレ(基礎行政区・市)Contramaestre
人口105,768(’10)■サンティアゴデクーバ県の北西部にある基礎行政区。同名の市が、基礎行政区の区都。カウト平野に位置している。区内をコントラマエストレ川が流れている。1976年の行政区分改革によりパルマソリアーノとヒグアニ基礎行政区から分離して生まれた市。面積は611㎢。
地名の由来は、近くに流れるカウト川よりも小さい川という意味で、市内を流れる川をコントラマエストレ(二番目の)川と名付けられたことと、この川が西部に流れず、シエラマエストラ山脈に遠ざかるように流れていることから、コントラマエストレと呼ばれるようになったといわれている説の2説ある。
この地一帯は1510年からスペイン人による植民がはじまった。以前は、先住民のインディオが居住していた。この行政区にあるバイレ、マイエ、マイビオなどは先住民が使用していた地名である。行政区一帯は、植民地時代、黒人奴隷は人口の6%しか占めず、多くは独立自営農民であった。19世紀後半、これらの自営農民は、スペインからの独立をめざし、独立運動を開始した。
主要な産業は、農業と牧畜で、主に柑橘類、コーヒー、サトウキビが栽培されている。養蜂も行われている。コーヒーは良質で、輸出されている。
【20.18N,76.13W】              【新藤通弘】

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