カテゴリー「ベネズエラ分室」の記事

2018年6月 7日 (木)

15カ国、OAS総会でベネズエラの主権を擁護

15カ国、OAS総会でベネズエラの主権を擁護

6月5日ワシントンで開催された第48回米州機構(OAS)通常総会で、ベネズエラのマドゥーロ政権を厳しく非難し、OAS加盟国資格をはく奪する措置を適用とする決議が、賛成19カ国、反対4カ国、棄権11カ国で採択されました。決議案は、18カ国の賛成で採択されますが、ベネズエラの資格はく奪は、加盟国の3分の2以上、24カ国以上の賛成が必要で、米国のこの当初の目的は達成されませんでした。
続きはPDFをお読みください。「18.06.06 15カ国、OAS総会でベネズエラの主権を擁護.pdf」をダウンロード

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2018年6月 1日 (金)

ベネズエラ大統領選挙をどう見るか(3)

ベネズエラ大統領選挙をどう見るか(3)

今回の大統領選では、何が争われたのでしょうか。与党1名、野党3人の候補者は、それぞれの政策を掲げ、投票を呼びかけ、MUD(民主団結会議)は、選挙は不当であると棄権を呼びかけました。

意識的棄権はどの程度だったか
ベネズエラの選挙では、2012年以降、棄権票の増加が続き、最近では20%~25%になっています。いわば、約700万票が、「(歴史的)固定棄権票」といえます。今回は、これにMUDに呼びかけられた、「意識的棄権票」約430万票があります。選挙賛成が44%(920万票)、選挙反対が21%(430万票)、(歴史的)固定棄権が34%(700万票)ということになります。その意味では、「低い投票率」と批判するのは、余りにも皮相的な見方でしょう。
選挙の結果は次の通りです。
続きは、添付のPDFをお読みください。「18.05.27 ベネズエラ大統領選挙をどう見るか(3).pdf」をダウンロード

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2018年5月29日 (火)

ベネズエラ大統領選挙をどう見るか(2)

ベネズエラ大統領選挙をどう見るか(2)

前回お知らせしましたように、大統領選挙は、全国で平穏裏に行われ、マドゥーロ大統領が、68%の得票を獲得し再選されました。

選挙結果を巡る報道の奇妙な一致
しかし、選挙結果を巡り、米国、米国に追随するリマ・グループ14カ国、米国と親密な関係を持つイギリス、スペインなどのEU諸国などが、低投票率、選挙の基準、公平性、透明性に疑問があり「不正選挙」として、承認しないという合唱が行われています。それらの批判は、「マドゥーロ政権は、独裁色を強め、野党を弾圧し締め出して選挙を強行した、昨年3度の選挙は不正疑惑がつきまとったものであった、ハイバー・インフレ、食料、医薬品の不足で、国民の不満はますます高まり、大量に海外に出国し、経済は破たん寸前で、人道危機に陥っており、国際的にも孤立は深まり、政権運営はますます困難になる」というものです。
続きはPDFでお読みください。「18.05.23 ベネズエラの大統領選挙をどう見るか(2).pdf」をダウンロード


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2018年5月22日 (火)

ベネズエラ大統領選挙をどう見るか(1)

ベネズエラ大統領選挙をどう見るか(1)

ベネズエラ大統領選が、20日午前6時から、午後8時まで、有権者数国内及び海外在住有権者20,527,571人 により 全国14,638 カ所の投票所で投票が行われ、開票率92.6%の段階で投票数8,603,336票、投票率(46.1%)でした。結果は、マドゥーロ大統領が得票数5,823,728 票(67.7 %)、第二位ファルコン氏得票数1,820,552 票(21.1 %) 、第3位ベルトゥッシ氏得票数925,042票、第四位キハーダ氏得票数34,614票を抑えて再選されました。
「18.05.21 ベネズエラ大統領選挙をどう見るか.pdf」をダウンロード

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2018年2月 9日 (金)

ベネズエラ、与野党協議の長き10日間

ベネズエラ、与野党協議の長き10日間

本年1月11日から断続的に開かれていた、ベネズエラの与野党協議は、2月7日双方が署名するに至らず、仲介役のメディーナ、ドミニカ大統領の表現によれば、無期限の休憩となりました。今回は、特に、1月28日より、ドミニカで与党と野党の一部(大衆意志党参加せず)の間で精力的に協議が行われました。メディーナ、ドミニカ大統領、サパテーロ元スペイン首相が仲介役となり、チリ代表が野党の要請で、ボリビア、ニカラグア、セントビンセント・グレナディーン代表が与党の要請で出席しました。協議では、①ベネズエラの主権、ベネズエラへの干渉と制裁への反対、②大統領選の選挙日程、選挙の保証、③立憲主義国家の強化、④経済・社会政策、⑤真相究明委員会、⑥合意検証委員会についての6項目が話し合われました。以下、協議の経過と結果を、憶測を交えず、客観的な報道と資料にもとづき説明します。
続きはPDFでお読みください。「18.02.09 ベネズエラ、与野党協議の長き10日間.pdf」をダウンロード

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2018年2月 3日 (土)

ベネズエラ、大統領選挙をめぐる真実は?

ベネズエラ、大統領選挙をめぐる真実は?

最近、またも、ベネズエラの情勢をめぐって、内外で奇妙なマスメディアによる報道が行われています。それらは、要約すれば、次の通りです。

I. どのようにマスメディアに報道されているか

1) 独裁政権の下で政治・経済・社会生活は崩壊へ
「ベネズエラで独裁色を強めるマドゥーロ政権のもとで、政治・経済の混乱が深まり、食料品や医薬品の不足に拍車が掛かり、国内では餓死者が出るほど状況が悪化している(英エコノミスト、朝日、産経、NHK)。2018年、GDPは15%下がり、インフレ率は13,000%に上ると予測される(IMF、ロイター)。4月に迎える国債や国営石油会社債は償還期限を迎えるが、財政は破綻状態で債務不履行に陥る可能性が高い(時事)。原油生産がさらに減れば、完全な債務不履行に陥るかもしれない。同国の債務不履行は史上最大級にして、最も混乱に満ちた部類の信用事由になりそうだ。こうした状況は、歴史上で最もひどい経済崩壊の部類に入る。しかもイラクで起きた軍事侵攻やリビアの内戦のような事態を伴わずにこうした状況に陥った(ロイター)」。(こうした状況の中で)ゲリラ活動の兆しも見られる(英エコノミスト)」。

続きはPDFでお読みください。「18.01.29 ベネズエラ、大統領選挙をめぐる真実.pdf」をダウンロード

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2018年1月10日 (水)

ベネズエラの奇妙なインフレ率

ベネズエラのインフレ率について、本日、各紙が「昨年度は、2,616%に達した。財政がひっ迫し、食料品や医薬品の不足に拍車がかかり、餓死者も出ている」と報道しています。普段ベネズエラについては余り報道されませんが、こうした眉をひそめるようなニュースになると、ニュース価値があるのか、事実の検証抜きで報道されます。
続きはPDFをお読みください。「18.01.10 ベネズエラの奇妙なインフレ率.pdf」をダウンロード

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2017年9月28日 (木)

時事通信は、ベネズエラ与野党協議について真実を報道しているのか?

時事通信は、ベネズエラ与野党協議について真実を報道しているのか?

26日時事通信は、27日にドミニカ共和国で予定されていたベネズエラの与野党協議が、開催されないことになったとして、次のように報道しました。

「ベネズエラ野党側協議不参加
  【サンパウロ=時事】ベネズエラで強権姿勢を取るマドゥーロ大統領派と野党連合が対立している問題で、野党連合は26日、ドミニカ共和国で27日に開催される予定だった両者と国際監視委員会の協議への不参加を表明しました。対話の条件としていた政治犯釈放などに応じていないことを不参加の理由に挙げました」。
「19.09.27 時事通信は真実を報道?ベネズエラ与野党協議について.pdf」をダウンロード


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2017年9月23日 (土)

ベネズエラの制憲議会設立に際しての驚くべき裏話

▶制憲議会設立についての内外の報道
内外の報道では、本年7月30日に実施された制憲議会選挙について、このように報道されました。

「政情不安が続くベネズエラで30日、新憲法制定のための制憲議会選の投票が始まった。現地では、選挙ボイコットの動きが広がり、各地で激しい反政府デモが展開された。独裁色を強めるマドゥーロ政権に反発し、野党連合は選挙への参加を拒否。米国やコロンビア、アルゼンチンなど諸外国も懸念を示している」、「4日マドゥーロ政権が制憲議会(定数545)の招集に踏み切った。野党や周辺各国は『独裁体制を確立するもの』と強く批判している。
制憲議会は野党がボイコットしたため、マドゥーロ政権与党派で固められた」、「反米左派のマドゥーロ政権は近く制憲議会を発足させ、国会の立法権限を奪う姿勢を表明」というものです。

続きは添付のPDFをお読みください。「17.09.19 制憲議会設立に際しての驚くべき裏話.pdf」をダウンロード


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2017年9月 6日 (水)

首をかしげさせる時事通信の報道

ベネズエラの状況について、一般には内外の報道で、実際の状況を見ない、かなり歪められた報道が行われていますが、昨日の時事通信の報道は、実に首をかしげさせるものでした。時事通信の全文を引用します。下線は筆者。続きはPDFで。

「17.09.06 首をかしげる時事通信の報道.pdf」をダウンロード

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