カテゴリー「ベネズエラ分室」の記事

2021年3月30日 (火)

本の紹介 北澤 豊雄 『混迷の国ベネズエラ潜入記』

本書は、体当たり的ベネズエラ調査ルポです。筆者は、ベネズエラ問題研究者でもなく、ベネズエラ問題専門のジャーナリストでありません。コロンビアに在住して、ラテンアメリカを訪問して旅行記を書いている作家です。

 

 著者の関心は、日本で伝えられる、ベネズエラが破綻した国家であるという報道の中で、ベネズエラのプロサッカーの試合が行われていることが腑に落ちず、その理由を現地で見きわめることでした。

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2021年3月27日 (土)

新刊のご案内

住田 育法/牛島 万編集『混迷するベネズエラ——21世紀ラテンアメリカの政治・社会状況』(明石書店、2021年)単行本 : 264ページ

 

経済危機下にあるベネスエラでは、反米・反グローバリズムの独自路線を歩んだチャベス政権を継承するマドゥロ政権と、親米派のグアイドー勢力が激しく対立している。激動するベネズエラをめぐるラテンアメリカの現状を、専門領域の異なる研究者が詳細に分析。

 

目次

  1. 「人の移動」から読み解くベネズエラ現代史 野口茂
  2. 比較の中のベネズエラ 村上勇介
  3. 比較の視座からのベネズエラ1999年憲法改正 岡田茂
  4. ベネズエラ、何が真実か? 新藤通弘
  5. ベネズエラの民主化を阻む国際的同調圧力 山崎圭一
  6. ブラジルからのベネズエラへの視点 住田育法
  7. メキシコの不干渉主義の今日的意義対米協調とベネズエラとの外交展開 牛島万

ベネズエラ史年表付き

索引

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2020年12月15日 (火)

ベネズエラの国会議員選挙結果をどう見るか

ベネズエラの国会議員選挙結果をどう見るか

 

12月7日、ベネズエラ全国24県の29,622の投票所で、国会議員(任期5年)選挙が277議席を巡り、実施されました。先ずは、その実態を、評価を交えず、客観的な事実で追ってみましょう。

 

■選挙に参加した諸党

現在、ベネズエラ国民のうち、登録有権者数は20,710,421人で、開票98.68%で、投票総数は、6,251,080人、投票率は30.5%でした。投票は朝6時から始まり、夕方6時まででしたが、慣例通り、1時間延長され7時まで行われました。

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2020年9月14日 (月)

グアイドーの存在価値ガタ落ち

グアイドーの存在価値ガタ落ち

 

スペイン最大の有力紙で保守系のエル・パイス紙は、これまでグアイドー氏を隠さず支持してきましたが、96日「グアイドーの摩耗、加速化する」というタイトルで、「暫定大統領として数十カ国から承認されているグアイドーは、国会議員選挙への参加を表明したカプリーレスの挑戦を受け、反政府派の指導者として明らかな成果をあげることができず、批判のコーラスを浴び、弱点を鮮明にしている。さらに、もはやベネズエラ国民の大多数は、グアイドーが成果を上げるとは期待していない」と報道しました(20.09.06 El País, Globovisión)。

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2020年9月 4日 (金)

日に日に孤立深まるグアイドー氏

日に日に孤立深まるグアイドー氏

 

日に日に、グアイドー国会議員は、孤立を深めています。

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2020年9月 3日 (木)

ベネズエラの現状を反映していない時事通信の報道

ベネズエラの現状を反映していない時事通信の報道

 

これまでも、時事通信のベネズエラ報道は、マドゥーロ政権には正当性がなく、グアイドー氏を暫定大統領、国会議長とみる立場から、ベネズエラの現状をあるがままに見るのではなく、あってほしいという希望から見る傾向がありました。

 

831日、マドゥーロ大統領は、大統領令で110人の反政府右派グループ(23名の国会議員、4名の補欠議員を含む)に、和解と国民の対話を図るためとして、恩赦を与えました。この事実を時事通信は、次のように配信しました。

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2020年8月26日 (水)

野蛮な米国のベネズエラ向け石油輸送タンカーの拿捕

野蛮な米国のベネズエラ向け石油輸送タンカーの拿捕

 

■米政府、ベネズエラ向け石油輸送タンカー4隻を拿捕

8月15日、米政府が、公海を航行中のベネズエラ向け石油輸送タンカー4隻を拿捕しました。4隻のタンカーは、111万6,000バレル(約4億円)のガソリンをベネズエラに輸送するところでした。米国政府は、「友好国の協力を得て」拿捕し、その後イラン海軍がタンカーに乗り込みましたが、拿捕を止めることはできなかったと発表しました。拿捕し、押収されたガソリンは、米国のヒューストンに送られ、米国政府の管理下に置かれました。イラン政府は、拿捕されたタンカーの船主はイラン人でもなく、タンカーはイラン船籍でもなく、法的にはイランとは無関係であると、米国政府の無法な行為を批判しました。

続きは、PDFをお読みください。

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2020年8月 9日 (日)

12月の国会議員選挙を巡る報道をどう見たらよいのか

12月の国会議員選挙を巡る報道をどう見たらよいのか

 

8月2日ベネズエラで、野党27党が、126日に予定されている国会議員選挙に不参加の共同声明を出した。日本のメディアでは、時事通信、共同通信、東京新聞、しんぶん「赤旗」が次のように報道した。朝日、毎日、読売、日経は報道しなかった。

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2020年8月 6日 (木)

ベネズエラ危機、何が真実か?

ベネズエラ危機、何が真実か?

はじめに

新型コロナ感染がラテンアメリカ各地でも確認され始めた本年3月8日、ハーバービジネス(扶桑社)は、このように報道した。

「医薬品もマスクもなく、医療も崩壊しているベネズエラ。新型コロナウイルスが感染拡大すれば国家危機は必至。2015年頃から保健衛生システムが機能しなくなっているベネズエラでは国民の間で悲劇をもたらすことは確実だ。入院すると8割が院内感染で別の病気を併発。7割の病院が水不足で週に1~2回給水を要する状態。国連が2月17日付けで発表したレポートによると、この4年間で医薬品を生産していた多国籍企業の半数がベネズエラから撤退し、医師や医療技師の25%が公立病院から私立病院に籍を移すか、あるいは外国に出て行ったそうだ」。続きはPDFをお読みください。

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2020年7月20日 (月)

ベネズエラ情勢オンライン会議

6月12日ベネズエラの現状についての意見交換会をセイコー・イシカワ大使をお招きして開催しました。イシカワ大使のプレゼン資料。会議の参考資料をお送りします。

 

これで、ベネズエラ、キューバ、ニカラグアのラテンアメリカの左翼政権の情勢についての3部作、オンライン会議は終了です。

 

元ボルトン大統領安全保障補佐官は、近著「ホワイト・ハウス回想録」で、ベネズエラ、キューバ、ニカラグアの「専制のトロイカ」に対し敵意を露わにして、「マドゥーロ政権の打倒を開始しよう、同時にこ3カ国を石油制裁で一挙に打倒しよう」と主張しています(John, Bolton, The Room where it happened: A White House Memoir, Simon & Schuster, New York, 2020, p.251)。アメリカ帝国にとって、自主的な立場を貫き、社会正義の政策を一貫して進める、ベネズエラ、キューバ、ニカラグアの体制の存在は許せないのです。

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