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2014年6月

2014年6月29日 (日)

マヤ文明を知り、現代文明を考える講演会のお知らせ

友人の清水透さんが素晴らしいお話をしてくださいます。世界的水準を行く、現地聞き取り調査35年の経験から、壮大な広がりの世界、味わい深い文明の分析などが語られます。

第49回 談話サロン
マヤの世界の神意識
そして私達の<いのち>
お話し:慶応義塾大学名誉教授清水 透さん

日時:2014年7月5日(土) 午後2時~4時
場所:西東京市ふれあいセンター
   西東京市北町1-3-14
   電話042-425-2103

マヤ文明とは? 現代のマヤ人とは? そこに脈々と続く伝統・習慣は? メキシコ先住民であるマヤの人々とふれあって35年。
その中で体験し、考えた<命とは何か>など、様々な事柄を慶応義塾大学名誉教授の清水さんが語ってくださいます。

1. マヤ文明とは。
その見所。素晴らしさは。

2. 現在のメキシコ先住民(マヤ)の生活は。
現代化の波を受けているか。伝統を守っているか。

3. 病や命の考え方
病や命についてどう考え、どう向き合っているのか。

4. 現代社会の人々の《いのち》が置かれている状況。いのちの大切さの原点とは……。

主催 ふれあいセンター協議会 電話 042-425‐2103
清水さんの写真個展がふれあいセンターで同時開催されています。
タイトル「夢見る森」6月22日(日)~ 7月6日(日)
6月27, 28, 29日は、バザー開催のため鑑賞不可。7月6日は、午前中まで。

清水 透さん プロフィール ・ 年譜
1943年 松本市生まれ.
1968年 東京外国語大学大学院ロマンス系言語専攻修了.その後 東京外国語大学 独協大学 フェリス女学院大学 慶応義塾大学教授歴任.
1981年 以後現在にいたるまで毎年 あるいは隔年でメキシコのチャムーラム村訪問.現地調査を行う。
1984年 ポサスの著書を第一部に ロレンソの語りを第二部に収めた『コーラを聖なる水に変えた人々』(現代企画室)出版.
1988年 チャムーラ村に焦点をあて 聞き取り資料を動員したメキシコ現代史 『エル・チチョンの怒り』(東京大学出版会)出版.
2013年 「砂漠を越えたマヤの民」(『オルタナティヴの歴史学』有志社、所収)出版.


会場ご案内

会場:西東京市ふれあいセンター
    西東京市北町1-3-14
    042-425-2103

アクセス:西武池袋線 保谷駅下車 (池袋駅より準急で約20分)
     ⇒北口より「花バス」で約10分、停留所12番「下保谷2丁目住宅北」下車
     ⇒バス停から10mほど戻り左の細い道を約200m直進。
     ⇒三角の一時停止表示の角を左折。
     ⇒その角から約30mの左側に会場。
  7月5日の講演にご来場の際は、
     13:40保谷駅北口発の「花バス」がご便利です。
     なお、帰路も、同じバス停から保谷駅へ。
     

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2014年6月28日 (土)

ガルシア・マルケスの意外な一面

ガルシア・マルケスの意外な一面

今年4月17日に亡くなった、おそらくはラテンアメリカで20世紀最高の人気作家といってもよい、ガブリエル・ガルシア・マルケス(1927-2014)が、映画にも大きな関心をもっていたことは、良く知られていることです。30歳までは、ほぼ毎日のように映画館に通い、映画評論を書き、ローマのイタリア国立映画実験センターで映画制作を学んだと自ら語っています。1979年にはハバナで開催された第1回新ラテンアメリカ映画国際フェスティバルのフィクション部門の審査委員長でしたし、1986年にキューバで設立された国際映画・テレビ学校(EICTV)は、ガーボ(ガルシア・マルケスは一般にガーボという愛称で呼ばれます)とフィデル(カストロ)の発案でした。

ガーボは、好きな映画監督としては、オーソン・ウエルズ  ビエンベニード・グランダ
(『市民ケーン』)、黒沢(『赤ひげ』)、トリュフォー(『突然炎のごとく』)、ロッセリーニ(『ロベレ将軍』)、ルイ・ゲーラ(ブラジル、1931-、『小銃』)を挙げています。日本映画では、戦後初期の作品の中で、『真昼の暗黒』、『蟹工船』、『原爆の子』、『羅生門』、『七人の侍』を世界の映画史に残る作品と絶賛しています。

続きは、添付のPDFをお読みください。

「14.06.23 ガルシア・マルケスの意外な一面.pdf」をダウンロード

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2014年6月21日 (土)

講演会のお知らせ

講演会のお知らせ

主催:東京都アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会(東京AALA )品川支部・大田支部
講演:「ベネズエラ・ボリーバル共和国の現状と中南米・カリブ共同体づくりの展望」(日本語通訳付き)
講師:ベネズエラ・ボリーバル共和国駐日大使セイコウ・イシカワさん
期日:2014年7月26日(土)午後2時~4時30分
会場:品川区大井第2地域センター2F 会議室(03-3772-2000)
京浜東北線・東急大井町線、大井町駅下車徒歩7分
AALA会員でない方もどなたでも参加できます。皆さん、誘い合ってご参加ください。
質問時間もたくさんとりますので、質問を歓迎します。
資料代:500円
◆東京都アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会(AALA) 東京都新宿区新宿2-11-7 第33宮庭ビル4F ☎03-5363-3470


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2014年6月19日 (木)

どうしても書いておきたいこと

どうしても書いておきたいこと

3年前に篠田左多江先生(東京家政大学教授、当時)から、日系アメリカ人女性で、人種差別と戦い、貧しい人々との連帯に一生をささげたユリ・コチヤマさんの回想録をいただきました。そのコチヤマさんが、6月1日、カリフォルニア州で永眠されたことを、ニュースの短信で読みました。享年93歳でした。

ユリさんが、亡くなられたことを、共訳者の一人である篠田先生のフェイスブックでは触れられていないのは、マメにフェイスブックに素晴らしい文章や写真を載せられているのに、妙だなと思っていました。フェイスブックで万感の思いを簡単に語ることができないのかもしれません。

ユリさんは、1921年岩手県遠野出身の父、中原正一さんと福島県会津出身の母、沢口艶さんとの間にカリフォルニアのサンペドロで生まれました。コチヤマは生涯の伴侶の姓(ビル・コチヤマ=河内山)です。ユリさんは、1941年に日米が開戦したあと強制収容所に送られ、そこで人種差別などに目覚めていきます。戦後は、1960年ハーレムに引っ越し、社会活動を続ける中でマルコムXと親交を結び、1965年彼の暗殺の現場にいあわせ、彼の死を彼女の膝の中で看取ります。そしてその後、平和活動、社会活動に深く関与していきます。その功績により2005年全米で40人のノーベル平和賞候補にノミネートされたといいます。

ユリさんは、アメリカの不当な他国への干渉政策も批判し、90年代にキューバ、ペルーの国民に共感をもちます。ペルーの過激派勢力の「輝ける道(センデーロ・ルミノソ)」に支持を寄せたことは、同意できませんが、ペルーの貧困状態に憤りを感じていることからきているのは、彼女の純粋なヒューマンな精神がもたらしたものでしょう。

ユリさんの18歳の時の「私の22の信条」には、「神と同僚と祖国を信じること、あらゆる差別に反対であること、万人を愛すること、他人に便宜をはかること」などが、書いてあり、ユリさんの高潔な考えが示されています。そして、彼女の回顧録の最後は、「アジア系アメリカ人運動万歳、第三世界の団結万歳、インタナショナリズム万歳」と結ばれています。ユリさん、安らかにお眠りください。そして、篠田先生、この回顧録を何かの形で紹介してほしいと依頼されて、3年が経過しました。ご要望に少し答えることになったでしょうか。

ユリ・コチヤマ『ユリ・コチヤマ回顧録―日系アメリカ人女性、人種・差別・連帯を語り継ぐ―』篠田左多江・増田直子・森田幸夫訳(彩流社、2010年)

(2014年6月19日 新藤通弘)

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2014年6月17日 (火)

平和への探求を選択したコロンビア国民

平和への探求を選択したコロンビア国民

15日、コロンビアで大統領選挙の決選投票が行われ、現職のフアン・マヌエル・サントス氏が、781万票(得票率50.95%)を獲得し、対立候補の右派のオスカル・イバン・スルアガ氏に6ポイント、90万票の差を付けて再選されました。

続きは、添付のPDFをお読みください。
「14.06.16 平和への探求を選択したコロンビア国民.pdf」をダウンロード

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2014年6月15日 (日)

キューバ新外国投資法

キューバで、本年3月の臨時国会において、新たな外国投資法が採択されました。これまで、キューバには、1982年の政令第50号―合弁企業法、1995年の法律第77号、外国投資法、2004年の閣僚評議会執行委員会合意5290/2004があり、これにもとづいて外国投資が行われていました。

しかし、外国投資案件は、2002年の403件をピークとし、その後減少し続け、2010年には206件と半減しています。

さらにキューバは、近年低成長が続いており、ラテンアメリカや近隣諸国の成長からも取り残されています。もともとキューバは、国内貯蓄率も低く(12-13%)、米国の経済封鎖政策からIMFやWBからの融資も行われていません。この20年、キューバの総固定資本形成率は、10~13%程度で、経済インフラの劣化が目につきます。

しかし、「キューバは、繁栄した、持続可能な社会主義モデルを作るためには、5-7%のGDP年間成長率が必要である。そのためには、年間20~25億ドルの外資の導入が必要である」とマリーノ・ムリージョ・ホルヘ閣僚会議副議長は述べています。ところが、キューバの場合、消費の部門で30%近くが教育と医療で、これを減らすわけにはいかいない事情があります。従来の消費の比率を維持しながら経済成長を図るためには、どうしても外国投資が必要なのです。

この問題については、一度じっくり書きますが、とりあえず、新しいキューバの外国投資法の日本語訳をご紹介します。

(2014年6月15日 新藤通弘)

「14.04.16 法律第118号外国投資法 日本語訳訳注付 全.pdf」をダウンロード


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