« 「見た、闘いた! キューバ改革最前線」発刊、好評販売中 | トップページ | 少しずつ、しかし、休むことなく進むキューバの改革 »

2013年11月 3日 (日)

キューバとキューバ人についての13の「一般に信じられている真実」

キューバとキューバ人についての13の「一般に信じられている真実」

日本アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会学術委員会主催の10月研究会において、政治学者で、現在、キューバの総合理論誌季刊「テーマス」の編集長である、ラファエル・エルナンデス教授(1948年ハバナ生まれ)が、「キューバにおける移行期の諸政策」と題して講演されました。

講演は、次の4つの柱について、行われましたが、その一つの「一般に信じられている政治的常識」について、教授は、一つ一つ真実を明らかにしました。
I. キューバについての政治的「常識」
II. 移行の諸課題についての政治的諸問題
III. 社会主義の刷新の諸政策
IV. 何への移行か?

さて、あなたは、どうこれらの「一般に信じられている真実」に反論されますか?

I. 「政治的常識」
キューバとキューバ人についての13の「一般に信じられている真実」

1. ラウル・カストロのもとでは、いかなる政治的変革も行われていない。
2. ラウル・カストロでもって、これまでの革命路線は終わりとなる(いかなる政治的後継者もいない)。
3. 軍部は、新しい政府の鍵となる機関である。ラウル政権の重要な閣僚は、軍部出身者で占められている。
4. 政府へのいかなる反対も禁止され、処罰される。
5. 現政権への政治的反対グループ(反体制)は、今後キューバを民主的に変革する選択肢である。
6. 国内の政治的仲介・和解は、カトリック教会によって進められている。
7. キューバ共産党の一党制が残存する限り、いかなる民主化も不可能である。
8. キューバ人は、世界の他の部分を何も知らない。
9. 青年達は、海外に移住したがっている。
10. キューバ人の公務員の月額平均所得は、20ドルである。
11. キューバ人の他国への移住は、亡命である。
12. 米国のキューバ政策は、キューバ系アメリカ人のロビーによって動かされている。
13. キューバ系アメリカ人の二世たちが年を取るにつれて、キューバ系アメリカ人の政治的エリートも変わってきている。

なお、第7項目については、筆者は、エルナンデス教授の論点とは、別の見解をもっています。

(2013年11月3日 新藤通弘)

|

« 「見た、闘いた! キューバ改革最前線」発刊、好評販売中 | トップページ | 少しずつ、しかし、休むことなく進むキューバの改革 »

国内政治」カテゴリの記事