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2013年4月 1日 (月)

チャベス政権を回顧しての覚書

津田塾大元教授 岡部廣治さんが、実に興味深い「チャベス政権を回顧しての覚書」を書かれています。

チャベス大統領は、カリスマ指導者で、表現の方法、タイミング、無連関とも思える思考の多様性など、違和感や反感を持つ人も少なくないと思います。しかし、そうした彼の個性に目を奪われ、政策の本質を見誤ってはならないと思います。何よりも、ボリーバル革命は、80年代・90年代の新自由主義により悲惨な犠牲を強いられたベネズエラの経済・社会情勢から出てきたものであり、チャベスが人工的に移植したものではないということです。チャベスは、その条件の中で、政策を追求し、大多数の国民はそれを支持し、共に実行したのです。最近の世論調査(IVADなど)でも、チャベス政権の政策は、70-80%の支持が国民から寄せられています。

チャベス大統領の政策には、少なからずの誤りもありましたが、それらの誤りでプラスの成果を帳消しにすることは、算数の域を出ないでしょう。私も、岡部教授のこの内容とほぼ同見解です。この見解は、私が知る限り、ラテンアメリカの進歩的知識人、左翼の人びとの評価とも同じものでしょう。

さらに付けくわえれば、チャベス大統領は、ラテンアメリカの大統領では珍しく、私財の蓄積を図らなかった、親戚類を政府の要職に付けることはしなかったということも評価されるでしょう。いずれ、私も書いてみたいと思います。

「13.03.23 チャベス政権を回顧しての覚書.pdf」をダウンロード

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