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2011年11月 4日 (金)

ベネズエラ経済の現状をどうみるか

ベネズエラ経済の現状をどうみるか

ベネズエラの経済状況について、従来もそうでしたが、しばしば、政治的な立場や見方もからんだりして、様々な議論が行われています。そこで、そうした見方に陥らないで、客観的な数字をみて、現在のベネズエラの経済状況を判断する必要があると思われます。

個々の産業部門、経済制度・政策には、もちろん少なからずの困難や問題が見られますが、発表されたデータから見ると、全体としては、GDPは、再び成長軌道に乗り始めたようです。また、石油生産の回復と石油価格の高止まりから、国際収支も堅実で、外貨準備も高水準です。国の税収も本年好調で、政府の内外累積債務も着実に減少しています。

国民生活では、ベネズエラ経済の歴史的病魔であるインフレは、相変わらず20%台を継続していますが、最低賃金の値上げ、平均賃金の上昇でカバーされ、国民生活を大きく圧迫するものとはなっていません。また、チャベス政権になってからの社会福祉政策の推進により、貧困率、所得格差、失業率、識字率、乳児死亡率が引き続き減少する一方、平均寿命などの社会指数は伸びて、国連の人間開発指数でも着実な改善が見られます。

一方で、国内の政治的対立、海外からのチャベス政権への批判が激しくなる中で、国民の間の世論調査において、チャベス政権の支持率が、55-60%を堅持している事実は、以下に示す経済・社会情勢の現実からのみ、説明されるものと思われます。

続きはPDFをご覧ください。

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