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2011年4月12日 (火)

ラテンアメリカにおける新しい社会主義運動の現況と特質

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ラテンアメリカにおける新しい社会主義運動の現況と特質
『早稲田大学比較法研究所講演記録集』Vol.13 (2010)(早稲田大学比較法研究所、2011)所収

新藤通弘

Ⅰ 問題の設定
(1)ガルシア・マルケスの指摘
現代ラテンアメリカきっての人気作家、1982年にノーベル文学賞を受賞したガブリエル・ガルシア・マルケス(1928-)は、1957年、ソ連・東欧諸国を旅行し、見聞して次のように書いた。
「いわゆる人民民主主義の中に真の社会主義は存在しなかったし、その道程には今後も決して存在しないだろう。なぜなら政治支配システムが、各国固有の条件の上に築かれていないからである。それは、教条主義的で想像力を欠いた各国の共産党を通じてソ連から外から押し付けられたシステムであった 。しかしながら、にもかかわらず、私は、社会主義には現実的可能性があり、社会主義こそラテンアメリカにとって正しい解決策であると思っている。それゆえ、われわれはより積極的に社会主義に関わっていくべきだと引き続き思っている 」。
ガルシア・マルケスがこの見聞記を書いたとき、キューバ革命(1959年1月1日勝利)は、まだ革命の社会主義的性格を宣言してはいず(1962年4月17日宣言)、反バチスタ専制、反米国の半植民地支配に対するたたかい、いわゆる民族民主革命を遂行している段階であった。ガルシア・マルケスの卓見には驚く次第である。

続きは、別添のPDFを参照ください。

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