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2011年3月26日 (土)

オリジナル、それともコピーが欲しいの?

オリジナル、それともコピーが欲しいの?

昨年3月キューバを訪問した際、キューバ映画芸術産業庁(ICAIC)直営のビデオ売店に立ち寄った。最近のキューバ映画のビデオを買いたいというと、若い女性の店員は、
「オリジナル?それともコピー?」
と聞いてくる。
「値段はいくらなの?」
と聞くと、
「オリジナルは、12CUC(交換ペソ)、コピーは5CUCです」
「じゃあ、コピーを買います」
「でも、コピーは、今ないわ。来週の火曜日になればあるから、その時に来てくれる」
火曜日に行くと、問題のDVDを出してくれた。代金を払っても、もちろん領収書はくれない。

今年も、3月、同じ店に行った。別の女性店員だったが、
「新しいビデオはないわ。ここにあるのは、古いものばかり」
「新しいものはどこで売ってるの?」
「街の通りで売ってるわ。ここを出て、左に行くと、CDをずらっと並べて売っているのが、3軒ばかりあるわよ。政府が、自営業を許可したので、そちらでみんな買うわ」
「でも、政府が許可したのは、営業権を許可したのであって、著作権を無視してコピーすることを許可したわけではないのでは?」
と、私、ひとくさり、解釈をのたまう。
「そういえばそうだけど、みんな気にはしてないわよ」

ICAICは、他国との合作ではあるが、多くの映画を貴重は経費を投じて映画を制作している。だれよりも著作権を擁護しなければならないのは、ICAICのはずだが・・・

実際、昨年10月から許可された自営業のライセンスで目立つのは、飲食業とCDショップである。ハバナの通りのいたるところで売られている。それだけはない。帰りのホセ・マルティ飛行場の免税店で、CDの多くが、なんとコピーであった。キューバも、中国や、他のラテンアメリカ諸国と同じく、著作権、特許、商標を尊重しない文化となってきている。個人的関心の高まりは、経済を活性化するものだが、キューバ経済の発展のための、一つのプロセスなのだろうか。

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