« キューバ語辞書(改定版) | トップページ | つじつまが合わない? »

2011年2月 3日 (木)

キューバ1940年憲法と7・26運動の目標

ある小冊子で、キューバの1940年憲法と7・26運動の目標との関係を論じた、次のような文章を見ました。

「この自己弁論は後に書き加えられ『歴史は私に無罪を宣告するであろう』という書名で、カストロ派の革命運動組織「7月26日運動」の綱領となった。この文書には、「社会正義」という語はあるが、「社会主義」はない。「重要産業の国有化」や「農地改革」は掲げられているが、これらは、かなり民主主義的な1940年憲法の枠内の目標である。したがって、カストロたちが当初に目指したのは、米国からの真の独立とともに、1940年憲法に規定されている民主主義的条項の実現であるといっていいだろう。その意味では、キューバ革命は、民主主義的性格をもつものであった」。

この小冊子の著者は、必ずしもキューバ史の研究家ではありませんので、どこかの資料を読んで書いたものと思われます。となれば、こうした見解が、かなり普及されているのではないかと思われます。しかし、この箇所は、現在のキューバの歴史学者、教科書の解釈とも、また、実際に1940年憲法の内容とも、また革命勝利後の国有化の経過や、農地改革の施行の目的とも違っておりますので、以下に定説及び筆者の見解を記したいと思います。

続きは、PDFでお読みください。「11.01.30 1940年憲法と1959年キューバ革命の性格について.pdf」をダウンロード

|

« キューバ語辞書(改定版) | トップページ | つじつまが合わない? »

歴史」カテゴリの記事