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2010年1月 5日 (火)

フィデル、健在のニュース

フィデル健在のニュース

フィデルの最近の写真が公表された。昨年2009年度中に撮影された19枚の写真がニカラグア政府のポータルサイト、El Pueblo Presidenteにダニエル・オルテガ大統領からのフィデル宛ての新年のあいさつとともに掲載された。
http://www.elpueblopresidente.com/

この一連の写真は、ほぼ同時にキューバ政府系のウエブサイト、Cuba Debateにも掲載された。
http://www.cubadebate.cu/noticias/2010/01/04/revelan-fotos-de-dos-encuentros-de-fidel-con-daniel-ortega/

最も最近のものは、12月13~14日にハバナで開催された第8回米州諸国民ボリーバル同盟(ALBA)の会期中にフィデルが、オルテガ大統領の宿舎に突然訪問した際に撮影されたものと説明されている。写真には、オルテガ大統領の夫人のロサリオ・ムリージョと一緒の写真もある。また別の写真では、弟のラウル国家評議会議長、ブルーノ・ロドリゲス外相の姿もある。
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この会見があったこと自体は、オルテガ大統領により、12月半ばに彼の演説の中で触れられていたが、写真については公開を検討しているところだと述べられていた。今回の報道のように、フィデルがいわば療養中の家から外出して会見したというのも、初めての報道である。フィデルの健在ぶりを示すもので、先週のニューズウィーク誌の健康不安説を打ち消すためかもしれないとも推測されるが、絶妙のタイミングでもある。

さらに、この写真には、これまでにキューバ政府の正式の公表写真にはなかったものがある。それは、フィデルとの間に60年代初めよりアレックス(写真家)、アレクサンデル、アレハンドロ、アントニオ(野球チームとともに2004年訪日)、アンヘルの5人の子供をもうけているダリア・ソト・デルバジェさんが写っていることである。
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左より、ダリア、ダニエル、フィデル、ロサリオ
2009年12月の撮影。

ダリアさんは、Cuba debateの報道では、「フィデルは家族とともに訪問」と「家族」として説明されているが、ベネズエラ人が中心に編集されているTelesurでは、フィデルの「夫人」ダリア・ソトとして実名で紹介されている。

これまで、こうした問題は、フィデルの私生活ゆえ、筆者は触れなかったが、こうして写真が公開されると、フィデルの傍にいる女性は一体だれであろうと、いぶかる人もいるに違いない。そこで、最小限、必要な限りで、フィデルの家族について説明する。

実は、フィデルは、最初の夫人ミルタ・ディアス・バラトとの間にフィデル・カストロ・デイアス=バラト(フィデリート、原子力物理学者、数度の来日経験あり)、マリア・アンパーロ・ラボルデとの間にホルヘ・アンヘル・カストロ(化学者、筆者は1970年代後半に彼の自宅で会ったことがある)、ミカエラ・カルドーソとの間にフランシスカ・プーポ(現在マイアミに滞在)、ナタリア・レブエルタとの間にアリーナ・フェルナンデス・レブエルタ(現在米国に亡命し在住)の9名の子供がいることが公式に確認されている。ダリアさんとは法律上の結婚ではないが、周囲も夫婦と認めている間柄である。

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