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2010年1月14日 (木)

ハイチに緊急な支援を

ラテンアメリカ・カリブ海地域最貧国のハイチを襲ったマグニチュード7.3(テレスル)の大地震の全容がわかってきた。震度7に達する大激震で、少なくとも100以上の重要な建物が倒壊、首都ポルトープランス(人口130万人)は壊滅状態といわれる。国際赤十字の発表では、被害者は300万人以上(人口920万人)にのぼり、プレバル大統領の発表では死者は3万人から5万人に達するという(プレンサ・ラティーナ)。世界銀行の試算では、被害総額は国内総生産の15%を超えると見られている。
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壊滅状態のポルトープランス市内(ロイター)

ラテンアメリカ各国も緊急に救援体制を整え、救援隊の派遣にとりかかっている。キューバ、ブラジル、グアテマラ、エクアドル、ペルー、チリ、ベネズエラは、緊急人道支援としてすぐさま医師、救援特別隊、医薬品、食料などをハイチに輸送している。メキシコ、アルゼンチン、ボリビア、ドミニカ共和国、カリブ共同体(CARICOM)なども救援活動に参加することを表明している。ベネズエラのチャベス大統領は、救援医師19名をはじめ50名の救援隊を緊急救援物資100トンとともにC-130で13日にハイチに輸送した。ブラジルは、国防相を派遣するとともに、1500万ドル以上の緊急支援を発表した。

現在、ハイチには344人のキューバ人医療関係者が滞在しており、ハイチでの無料医療活動に携わっているが、2名が軽傷を受けたが、全員すぐさま野外病院を設置し、救助に当たっている。キューバ外務省は、ハイチ救援を最優先課題と位置付け、国内の全組織に隣国ハイチの救援に医薬品の送付、医療関係者の派遣に取りかかるように呼びかけた。

国連は、世界各国に緊急支援を訴え、ラテンアメリカ以外でも、米国のオバマ大統領は、緊急会議を招集し、緊急の「確固とした支援」を約束し、イギリス、フランス、ドイツ、中国、日本なども救援を準備している。

一人当たり国民総所得が400ドル、国民の70%以上が極貧困層といわれるハイチは、近年ハリケーンの相次ぐ襲来で経済は一層困難を増していた。世界各国からの緊急な救援活動が望まれている。

(2010年1月14日午前11時30分現在)

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