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2009年12月13日 (日)

キューバ、本年度の経済成長率、1%の見込み

キューバ経済は、昨年度の世界経済危機の影響を受けて、GDP成長率は、昨年12月末に国会で決められた6%が、4月には2.4~2.5%に下方修正され、さらに7月には1.7%に再度下方修正された。今回の発表では、一段と減少し、1%となっているが、10月段階の推計値であり、一層減少するとの見方もある。

経済の停滞の原因は、貿易依存度が高いキューバ経済が、昨年後半からの世界的経済危機の影響をまともに受けたことによる。その一つは、輸入の15%を占める食料価格が、若干下がったものも引き続き高価格であること、第二に主要な輸出品目であるニッケルの価格が前年度比40%下がったこと、観光収入が減少したこと、第三に、こうしたことから国際収支が悪化し、貿易代金の未払いが著しく増大し、短期の貿易クレジットが大きく減少したこと、第四に、そのために輸入を36%もドラスチックに減少させたことなどによる。

キューバ経済、主要経済指標速報値(推計)
項 目 2007 2008 2009
前年度変化率%
GDP 7.3 4.1 1.0
一人当たりGDP 7.2 4.1 1.0
消費者物価 10.6 -0.1 -1.7
実質平均賃金 -0.9 -1.8 --
通貨供給量M1 3.9 9.9 --
通貨交換レート(交換通貨=国内通貨) 2.5 9.4
各年度平均%
都市失業率 1.8 1.6 1.6
GDP比政府財政赤字 -3.2 -6.7 5.0
対企業貸付金利(年利) 9.1 9.0

出所:国連ラテンアメリカ・カリブ海経済委員会、2009年。

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