« 「キューバ社会のいま」を読む | トップページ | それからのホンジュラス(3) »

2009年9月14日 (月)

キューバの葉巻

キューバの葉巻                                浦野保範 フラメンコ・キューバ文化研究家

 たばこは砂糖と共にキューバを代表する農産物の一つで、キューバ、ドミニカ、ホンジュラスが世界3大葉巻生産国として知られている。その中でもキューバ産葉巻の品質が最も優れていることは世界的に知れ渡っている。

 1492年にクリストバル・コロン(コロンブス)が新大陸を発見した際、コロンの使者でスペイン特使のルイス・デ・トーレスがキューバ島に上陸し、先住民のタイノ族が、植物の葉を燃やした煙で体を焚きこんでいる情景を報告している。この植物こそがナス科・たばこ属の一年草の植物である「たばこ(Tabaco)」で、彼等はスペインにたばこ葉を持帰っている。また、1519年にエルナン・コルテスがメキシコに上陸した際、アステカ族がパイプで喫煙する習慣のあることを見ており、喫煙の風習はかなり古くから行われていたといえる。

 キューバ西部のピナール・デル・リオ県はたばこ栽培に適した土壌と気候で、同県の大部分を占めるVueltabajo(ブエルタバホ)地方で高品質のたばこ葉が栽培されている。その中でもSan Juan(サンフアン)、Martínez(マルティネス)、San Luis(サンルイス)の三地域で最高品質のたばこが栽培されている。たばこ栽培には、湿度79%、平均気温25℃、適度な降雨、砂質で若干の酸性土壌が最も適している。同県以外のキューバ国内、また世界的に見ても多くの国でたばこは栽培されているが、ブエルタバホに軍配が上がる。同じ種を蒔いても土地によって収穫される品質に大きな差が出ることは周知の事実で、世界地図の中では極めて狭い土地で、世界に誇れる最高級の作物が栽培されていることは興味深い。

続きは添付ドキュメントを参照こう。「09.09.13 キューバの葉巻 .pdf」をダウンロード

|

« 「キューバ社会のいま」を読む | トップページ | それからのホンジュラス(3) »

文化・芸術」カテゴリの記事