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2009年5月 1日 (金)

フィデルと「省察」

 フィデルは、2008年2月18日の国民への退任のメッセージで、「皆さんに、お別れをいわない。思想の一兵士としてたたかうことだけを望んでいる。『同志フィデルの省察』という題のもとで引き続き執筆を続けるであろう」と文筆活動が今後の重要な活動であることを述べた。

 そして、本年1月22日、フィデルは、省察『第11番目の米国大統領について』で、こう述べた。
「私は、本年、私に勧められたように『省察』の本数を減らした。それは、党と国の同志たちが、世界的な経済危機から発生する客観的な困難に対して時宜を失せずに決定を行わなければならない時、彼らに干渉したり、邪魔にならないようにするためである」。
 これは、実際、組織的には、賢明な判断だったと思われる。
 
 しかし、最近の、執筆量は、下記に見られるように、飛びぬけて多くなっている。それも3月2日の内閣の大幅な改造以降である。4月に入ると、オバマ大統領などの米国の対キューバ政策の発表があると、真っ先にコメントするのは、フィデルの「省察」であり、米国側の政策の詳細は、グランマ紙にも報告されないことが少なくない。それは、いったい何を意味するのであろうか。上記の1月22日の配慮はどうなっているのであろうか。

フィデルの「省察」あるいはメッセージは、昨年08年1月以降、下記の通りである。

2008年
1月 10件
2月 13件
3月 16件
4月  9件
5月  5件
6月  6件
7月 13件
8月  6件
9月 13件
10月 13件
11月 10件
12月  3件 12月15日が最終

2009年
 1月  2件 1月21日執筆再開
 2月  8件
 3月 17件
 4月 26件

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