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2009年1月 2日 (金)

キューバ基礎データ

キューバ国旗

国旗の柄とその由来
 キューバの国旗は、1849年にナルシソ・ロペス将軍が、スペインからの独立闘争のためキューバに上陸する際に、ミゲル・テウルベ・トロンに依頼して作成したものです。3本の青い横縞の線と左横の赤の三角とその中の1つの星からできています。3本の線は19世紀半ばのキューバが3つの県に分かれていたことを意味し、赤の3角は独立戦争の中で流された血を意味し、一つの星は、自由な祖国の理念が高く掲げられていることを意味します。


なお、キューバの北岸はメキシコ湾、フロリダ海峡で、南岸がカリブ海です。ハバナの海岸で見る夕日は、メキシコ湾の落日で、カリブ海の落日ではありません。

キューバ国歌
 国歌は、国旗、紋章とともに憲法で定められています。国歌は「バヤモ賛歌」です。1867年カルロス・マヌエル・デ・セスベデスをはじめとしてスペインからの独立をめざす人々が集まり、解放闘争を準備する中でペドロ・フィゲレード・シスネーロスが、フランスの国歌「ラ・マルセイエーズ」を参考にして作曲・作詩したものです。
Al combate corred bayameses,
que la Patria os contempla orgullosa.
No temáis una muerte gloriosa,
que morir por la Patria ¡es vivir!
En cadenas, vivir es vivir,
en afrenta y oprobio sumido.
Del clarín escuchad el sonido,
¡a las armas valientes corred!

闘いに向かって
立ち上がれ、バヤモの人々よ
祖国は誇りをもって、君たちを見つめている。
栄えある死を恐れてはならない
祖国のために死ぬのは、生きることだ。
鎖のもとで生きるのは
屈辱と不名誉のもとで生きること
ラッパの音に耳を傾けよ。
勇敢に武器をもって立ち上がれ。
(新藤通弘訳)

キューバ国家の紋章
「帝王椰子(パルマ・レアル)の紋章」と定められています。1948年国旗をデザインしたミゲル・テウルベ・トロンが発案したものです。上方には自由を表す旭日、アリメカのフロリダとメキシコのユカタンの間に横たわる地理的・戦略的重要性を示す鍵(メキシコ湾の鍵)、下方左側には当時の3つの県、右側にはキューバの典型的な農村風景、小山、帝王椰子が描かれています。

国木
 国木は、帝王椰子です。キューバ独立の父といわれるホセ・マルティは、「私は、真摯な人間、椰子が繁げれる国に生まれた・・・」と詩に歌っています。キューバ人は、この帝王椰子をみるとキューバの女性と祖国を思い浮かべるといいます。

国鳥
キツツキに似た「トコロロ」と呼ばれる小鳥です。鳴き声が「ト・コロー」と聞こえるところからきています。気品があり、可愛いいうえに、体の色が、キューバ国旗の青(頭部・背中)と赤(腹部と尾の内側)、白(羽)色をしていることから国鳥といわれています。コロンブスが1492年10月にキューバに到着した時、木々がうっそうと生い茂り、草花が咲き乱れ、小鳥がさえずりまわっている光景を目にして、「人間の目が見た最も美しい島である」と航海日誌に書き残しています。

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