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2009年1月26日 (月)

国際テロリスト、ポサーダ・カリーレスの罪状

ポサーダ・カリーレスの罪状

 1976年のキューバ航空機爆破事件、2000年のカストロ議長暗殺未遂事件などの首謀者、ポサーダ・カリーレスは、数々のテロ行為を実行した国際テロリストとして、その犯罪を裁くよう、米国のニューヨーク・タイムズなどのマスメディア、キューバ、ベネズエラ、メルコスルなどのラテンアメリカ諸国によって要求されていますが、2007年4月ブッシュ政権は彼を釈放しました。

マイアミを歩き回るポサーダ
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 「テロリストをかくまうも者は、テロリストと同罪である」と、ブッシュ前米大統領は述べました。このドクトリンによって、ブッシュ政権は、世界の国々にテロリスト容疑者の迅速な引渡しを要求しました。

 それなら、と米国の代表的な良心的知識人であるノーム・チョムスキー教授はいいます。
「ポサーダが、キューバ航空機爆破事件の首謀者であることははっきりしており、ベネズエラ政府の要求を無視して、引渡しを拒否するのは、ブッシュ政権はシングル・スタンダードである」と厳しく批判しています。チョムスキー教授は、ダブル・スタンダード(二重基準)というのは誤解を招きかねない言葉ゆえ、それぞれのケースで都合よく使い分けるシングル・スタンダード(個別の基準)と呼ぶべきであると主張しています。

 呼び方はともかく、この問題は、米国のテロ対策への誠実な態度が鋭く問われている問題です。ベネズエラ政府は、発足したオバマ新政権に、ポサーダの引渡しを近く要求すると述べています。ラテンアメリカの国々は、こぞってポサーダのベネズエラ政府への引渡しを支持しています。オバマ大統領のラテンアメリカ政策の真価が問われる問題です。

参考資料として、ポサーダ・カリーレスの罪状を紹介します。
「09.01.26 Posada Carriles.doc」をダウンロード

また、興味がある方は、2007年5月3日、米国国家安全保障アーカイブで公開された文書もご覧ください。

「07.05.04 Posada Carriles Desclassified Documents by National Security Archive.doc」をダウンロード

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